非上場株式の概要について

2021.11.26

非上場株式とは?

証券取引所に上場されていない株式を指します。
テレビニュースやYahoo!トップで見開きする「株価」はいわゆる上場されている株式を指しますが、非上場株式は字のごとく上場されていないので、皆さんが見開きすることは、中々ないでしょう。ここでは企業名までは明かしませんが、誰もが知るような大手有名企業の中で上場されていない会社も、実は存在しているのです。

非上場株式の評価方法

上場株式の場合は、上場されているので、ニュースや証券会社の電光掲示板で見たり、インターネットを検索すれば株価を知ることができますが、非上場株式はどのように評価すれば良いのでしょうか?

評価方法は、株式取得者の株主判定により下記のようになります。
  • 同族株主等→原則的評価方式
  • 少数株主→特例的評価方式

原則的評価方式とは

会社規模の判定・特定評価会社判定の後、類似業種比準価額方式(会社の収益力に着目した評価方法)と純資産価額方式(会社の資産価値に着目した評価方法)、あるいは、これらの評価方式を併用して株価を算定します。

特例的評価方式とは

同族株主以外の株主が取得した株式については、その株式の発行会社の規模にかかわらず原則的評価方式に代えて特例的な評価方式の配当還元方式で評価します。

まとめ

株式の評価方法は「類似業種比準方式」と「純資産価額方式」、「配当還元方式」の3種類があり、それぞれ評価方法が異なります。自分で評価するには、複雑な算式があり、株価の計算は難しいので専門の税理士に相談することをお勧めします。

共有する